農学ビジネス学科では、「農」「食」「地域」という3つの柱を基盤に、多様化する社会を支え、未来を切り開く力を育みます。
学内の実験・実習農場では、土に触れ、作物を育てる実体験を通じて栽培技術を体得し、
さらに企業等との連携によって、食の価値と可能性を深く追求します。
そして、地域の課題に向き合い、⼈々と協働しながら、その⼟地に根ざした新たな未来を描き出します。

農学ビジネス学科の特徴

3つのプログラム

これからの社会を考えるために⽋かせない「農」「食」「地域」という3つの要素を連携させながら学ぶことができます。
それぞれのプログラムは、自分の関心や目指す未来に応じて選ぶことができ、深い学びと実践を通して確かな力を育みます。


プログラム

農業・生産技術

スマート農業

農業経営、6次産業化


プログラム

食文化、食育

農産加工

食品安全

地域
プログラム

社会課題の解決

地域づくり

地域の維持発展

プログラム

キャンパス内の実験・実習農業で、農業を実践的に学ぶ。

学内の農場を活用し、実験・実習を中心に取り組みます。水稲・畑作・野菜・花卉など約100種の作物を育てながら、環境配慮型の基礎的な農業技術に加え、スマート農業に不可欠な最先端技術についても学びます。

PICK UP

水稲生産学

米の産地である北海道における水稲栽培体系を学びます。播種から収穫、調製まで各生育時期の水稲の生育特性を知り、どのような管理がなぜ必要なのかを学びます。

スマート農業論

農業機械の基本的な原理とともに、各種作業機械について基本構造、作業について講述するとともに最新のロボット、AI、IoTなどの先端技術を活用したスマート農業技術の研究開発、社会実装に向けた取り組みを学びます。

畑作実習

主要4作物(小麦、てんさい、ばれいしょ、大・小豆)の生育特性と栽培方法を学びます。
自らの手で播種、移植、植付け、栽培管理し、生育特性やより効果的・効率的な畑作物の栽培方法を習得します。

1年次
カリキュラム

・作物栽培概論

・土壌管理学

・病害虫管理学

・スマート農業論

・農業機械研修

・作物育種学概論

2年次
カリキュラム

・土壌作物診断実習

・作物栄養生理学

・農業機械研修

・水稲生産学

・水稲実習

・畑作物生産学

・畑作実習

・野菜生産学

・花卉生産学

・施設園芸学

・園芸実習

プログラム

農作物の加工技術と、フードビジネスについて学ぶ。

食品加工の基礎、商品開発やフードシステムについて学びます。西洋料理のシェフによる団体「司厨士協会」による食文化や食育に関する講義、企業と連携した商品開発プロジェクトなど、学びの内容は多彩です。

PICK UP

農産物利用学

農産物などに含まれる成分の科学的な性質や各種加工食品の製造方法、製造工程上における食品成分の変化を学びます。また、食品加工による6次産業化についても学びます。

世界の食と文化

食文化の発展と普及をテーマに、ライフ(食と文化・食と社会)、ビジネス(食とプランニング・食とプロデュース)、体験(食と理論、食と感性)の三つの側面から領域横断的に学びます。司厨士協会北海道地方本部の一流シェフが特別講師を務めます。

日本酒製造実習

実験・実習農場において酒造好適米を生産し、実験室内で実際の醸造工程に沿って日本酒製造の基礎を学びます。並行複発酵方式の工程や、米の作柄や品質による違いについても学習します。

1年次
カリキュラム

・農産物利用学

・世界の食と文化

・食農社会論

・日本酒学

・食プロジェクトA

・食プロジェクトB

2年次
カリキュラム

・フードシステム論

・日本酒製造実習

・食プロジェクトA

・食プロジェクトB

地域

プログラム

地域社会の課題を多面的に分析し、解決する力を身につける

地域データの調査・分析手法を身につけ、これからの地域社会のあり方を考える科目が配置されています。地域について考え抜く科目、フィールドワークを通じて実践する科目、得られたデータを分析するための科目などが配置されています。

PICK UP

フィールドワーク論

フィールドワークは、他者とのコミュニケーションを取りながら地域や人々について深く知る学習方法です。フィールドワークの手法を通じて、持続可能な都市のあり方を考え、実践します。

地域づくりの経済学

個人を尊重しつつ、自然環境と人間社会が持続的に発展できるような地域づくりを目指して、地域内再投資力と住民自治との結びつきを学びます。
過去の地域開発政策の改善点などから地域のあり方を考えます。

地域プロジェクト

地域をフィールドとして、PBL(課題解決型学習)を通じて実践的に学びます。年によって実施するプロジェクトは異なりますが、地域での実践・学生間の協働・成果をまとめる力を身につけるための科目です。

1年次
カリキュラム

・フィールドワーク論

・地域づくりの経済学

・地域プロジェクトⅠ

2年次
カリキュラム

・地域データの分析

・NPO・ボランティア論

・地方政治論

・地域プロジェクトⅡ

カリキュラム

必修科目

農プログラム

食プログラム

地域プログラム

1年次

基礎科目

アカデミック・スキル

SDGs基礎

情報リテラシーI

情報リテラシーⅡ

キャリア・プランI

・現代社会の憲法

・現代社会論

・インターンシップ・研修

・総合英語I

・総合英語Ⅱ

・英語コミュニケーションI

・英語コミュニケーションⅡ

専門科目(必修)

サスティナブル・アグリカルチャー

農業の基礎科学

農業基礎実習

農産加工実習

地域振興論

社会調査の手法

1年ゼミナール

専門科目(選択)

・初級簿記

・農業簿記

・異文化交流I

・異文化交流Ⅱ

作物栽培概論

土壤管理学

病害虫管理学

スマート農業論

農業機械研修

作物育種学概論

農産物利用学

世界の食と文化

食農社会論

日本酒学

食プロジェクトA

食プロジェクトB

フィールドワーク論

地域づくりの経済学

地域プロジェクトI

・海外研修

・キャリア技能A-G
玉掛け技能
小型移動式クレーン運転技能
フォークリフト運転技能
車両系建設機械運転技能
食品衛生責任者
ガス溶接技能
農業用ドローンオペレータ教習

2年次

基礎科目

キャリアプラン

・データ・サイエンスI

・データ・サイエンスⅡ

・インターンシップ・研修

・TOEIC英語 (初級I)

・TOEIC英語 (初級Ⅱ)

・TOEIC英語 (中級I)

・TOEIC英語 (中級Ⅱ)

専門科目(必修)

食とアグリビジネス

2年ゼミナール

専門科目(選択)

・食の安全保障

・農場マネジメント論

・財務会計

・アグリビジネス実践論

・卒業研究

・異文化理解I

・異文化理解Ⅱ

土壌作物診断実習

作物栄養生理学

農業機械研修

水稲生産学

水稲実習

畑作物生産学

畑作実習

野菜生産学

花卉生産学

施設園芸学

園芸実習

フードシステム論

日本酒製造実習

食プロジェクトA

食プロジェクトB

地域データの分析

NPO・ボランティア論

地方政治論

地域プロジェクトⅡ

・海外研修

・キャリア技能A-G
玉掛け技能
小型移動式クレーン運転技能
フォークリフト運転技能
車両系建設機械運転技能
食品衛生責任者
ガス溶接技能
農業用ドローンオペレータ教習

PICK UP EVENT

農業公開デー

毎年7月に農場公開デーを開催しています。
関係機関や地域の方々に、学生が日頃取り組んでいる農業実習や研究成果を広く知ってもらい、地域と大学、そして農業関係者たちとの交流の場となるイベントです。

食のイベントへの出店

旭川市で開催される「北の恵み 食べマルシェ」に参加し、学⽣が⾃ら育てた農作物などを販売します。販売⽅法やPR 戦略、消費者に響くアイデアや⼯夫、さらには流通の仕組みを実践的に学び ながら、農業や地域資源の魅力を発信する力を養います。

インターンシップ・研修

職業生活を体験し、大学での学習内容を実践を通じて定着させます。
一般就職希望の学生は企業や事業所で、 就農希望の学生は農家で10~15日間の研修を行います。

ゼミ成果発表会 (卒業研究)

2年次には、⾃分の関⼼に沿ったゼミナールを選び、専⾨分野の学びを深めながら卒業論⽂などの研究に取り組みます。学期末には、地域の⽅々も参加する研究発表を⾏い、学びの成果を広く共有し、実践的な知識を地域社会へとつなげます。

進路別の履修例

将来の⽬標に合わせて履修科⽬を選択できるので、自分らしい学びが可能です。
2年間で専門知識や実践力を磨き、必要なスキルを幅広く習得して、多様な未来への準備が整います。

就農

⽣産技術の向上や作業効率化に加え、農場の管理・経営、6次産業化の知識、地域と協力する力も求められます。
安定した農業経営を実現するための総合力を育みます。

履修科目例:

農場マネジメント論

農業簿記

農業機械研修

スマート農業論

など

身につく力

農業技術

経営力・マネジメントカ

課題解決力

企画力

協働する力

就職先

就農

農業生産法人

など

農業系企業就職

農業や⾷品業界で活躍するために、専⾨知識と実践⼒の習得はもちろん、グローバルな視野も必要です。
幅広い業務に対応できる柔軟な⼒を⾝につけます。

履修科目例:

食の安全保障

サスティナブル・アグリカルチャー

農業機械研修

アグリビジネス実践論

など

身につく力

生産現場の理解

農業政策知識

社会情勢に関する情報収集力

協働する力

想像力・提案力

就職先

JA

農機具メーカー

肥料メーカー

種苗メーカー

食品メーカー

など

一般企業就職

企業が直⾯する課題を解決するには、地域や社会の動向を適格に理解する⼒が不可⽋です。
データ分析を含む実践的なスキルを磨き、問題解決能⼒を⾼めます。

履修科目例:

データ・サイエンス

財務会計

現代社会論

NPO・ボランティア論

など

身につく力

他者を理解する力

コミュニケーション能力

チームワーク力

自己実現力

主体的行動力

就職先

地域金融機関

公務員

流通企業

メーカー

営業職

事務職

など

農業系大学への編入

農業技術や環境科学などの専⾨分野を深く学びます。
研究や実験の基礎から応⽤までを学び、さらに本格的な専⾨領域へのステップアップを⽬指します。

履修科目例:

農業の基礎科学

総合英語

作物栽培概論

土壌作物診断実習

など

身につく力

自然への科学的関心と探求力

複眼的思考

課題解決力

自己実現力

農・食への情熱と責任感

編集先

帯広畜産大学

弘前大学

島根大学

酪農学園大学

など

社会科学系大学への編入

多⾓的な視点と論理的思考⼒を⾝につけ、社会課題に取り組む⼒を養います。
読解⼒、論⽂作成、プレゼンテーションなどの基本的なスキルを磨きます。

履修科目例:

アカデミックスキル

TOEIC英語

地方政治論

地域データの分析

など

身につく力

分析力

論理的思考能力

プレゼンテーション能力

批判的思考能力

語学力

編集先

拓殖大学国際学部

など

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